2019年12月16日
茶室る庵を作ったわけ(漆茶椀茶会 記録)
【漆茶碗で盆点前】
奈美ちゃんデビュー茶会。たくさんのお出ましありがとうございました。
半年間、この日のために毎週 お稽古を続けた成果は、今日の何があっても慌てないお点前に現れておりました。
茶室は粗末なれど、日展作家の北山圭一さんの漆茶椀を使い、華月流次期家元 細川康秀 がいけてくれたお花を愛で ながらお茶会ができるなんて、なんと嬉しいこと。
北山さんの漆茶椀の説明に、みなさんお話もはずみ、そのまま #讃岐漆芸美術館 にいってくださる方もいて嬉しい限り。
奈美ちゃん、北山さん、怪我で離脱したけれど奈美ちゃんとお稽古を続けたいのっち、ありがとうございました。
少しずつ、日常の茶の湯の楽しさ、漆器の素晴らしさ 広げていきましょうね。
盆点前ガールズ 奈美ちゃん
漆芸作家 北山圭一さん
お花「グラジオラス」(華月流 細川康秀)
香合「雪だるま」(ますや)
軸「白鶴舞老松」
花器・サンタクロース「Francfranc」
今日のお茶椀(北山圭一作)
今日のお菓子「三友堂」季節の和菓子
手前から
顔見世(花びら餅)
やぶ甘子(練りきり)
木枯らし(ういろう)
折松葉(蕎麦薯蕷)
雪輪(薯蕷饅頭)
2杯目は、原ヲビヤ園の焙じ茶をいただきながら、東京「minimal」のチョコレート菓子と志満秀えびせん。
お客さま
【茶室る庵を作ったわけ】
私が子どもの頃は、有無をも言わずにお稽古の場に放り込まれた「茶の湯」の世界。
普通のひとだった母も祖母も叔母も、みんなとりあえずお茶はやっていて、長く勤めた法律事務所でも、茶筅でお抹茶を点てるのは日常のことだった。
ところが、ある日、周りを見渡すと「茶の湯」は茶人だけの特別な世界となってしまっており、「お茶会?とんでもない」と言われる方が増えていた。
茶の湯の世界は、ただかしこまってお茶を飲み、お菓子をいただくだけではない、さまざまな楽しみがあるのに残念。おとなだからこそ、広がる世界だ。
子どもの頃は、お茶の先生と反りが合わず、水屋と茶室のおとなの顔があまりに違うことに失望し、実家をでたら茶道なんか止めてやると思っていたが、その不条理は、おとな社会のテキストだったんだなと、いまになればわかる。
あの世界にはもどりたくないが、日常にお茶を楽しむ時間を組み込むきっかけは作りたいと、茶人の中條さんや洋子ちゃん、原ヲビヤ園の原さんの力を借りて、kincoで盆点前講座を始めたのが3年前。
それは、南新町パティスリースミダの住田さんにご協力いただいた、フランス菓子でお抹茶をいただきながら中條さんのお話をきける場「スミダの棲みか」の茶会と盆点前講座に引き継がれ、
スミダの棲みかcloseのあとは藤塚町マルシェさんや、中條さんの残月亭で続けさせていただいていたのだが、常駐ではない場所での継続はなかなか難しく、
せっかく盆点前ガールズ&ボーイズとしてお茶にふれたみなさんが、また始めたいと思ったとき、気軽にお稽古を復活したり茶室談話を楽しめる場を作っておきたく、古いアパートの一室に茶室を作ることにした。
いや、プロデューサーとしてだけでなく、自分自身が釜のお湯が沸く音や杓からトロトロと湯の落ちる音を静かに感じる場を持ちたいと思った。
今年の秋から、盆点前ガールズ奈美ちゃんの力を借りて整備し、子どもの頃、両親に買ってもらった 釜やお道具を置き、茶室る庵と名付けた。
喫茶店でもなく、貸しスペースでもなく、抹茶に限らず、さまざまなお茶を美味しくいただき、茶室談話を楽しみ、茶の湯から広がる文化を知る場になりますように。
お写真は大西ゆかさん。ありがとうございました。
【打ち上げ】
奈美ちゃんはじめてのお茶会「漆茶碗茶会」が無事終了し、奈美ちゃんと #えんぎ家 で打ち上げ。
超初心者だった盆点前ガールズ奈美ちゃんを、ずっとサポートしてくれていた洋子ちゃんにも来てもらい祝杯。
奈美ちゃんの頑張りと、まわりのみなさま、お客さまの愛情に育てられました。ありがとうございました。
真剣に骨付き鶏をばらす るいまま(笑)
奈美ちゃんデビュー茶会。たくさんのお出ましありがとうございました。
半年間、この日のために毎週 お稽古を続けた成果は、今日の何があっても慌てないお点前に現れておりました。
茶室は粗末なれど、日展作家の北山圭一さんの漆茶椀を使い、華月流次期家元 細川康秀 がいけてくれたお花を愛で ながらお茶会ができるなんて、なんと嬉しいこと。
北山さんの漆茶椀の説明に、みなさんお話もはずみ、そのまま #讃岐漆芸美術館 にいってくださる方もいて嬉しい限り。
奈美ちゃん、北山さん、怪我で離脱したけれど奈美ちゃんとお稽古を続けたいのっち、ありがとうございました。
少しずつ、日常の茶の湯の楽しさ、漆器の素晴らしさ 広げていきましょうね。
盆点前ガールズ 奈美ちゃん
漆芸作家 北山圭一さん
お花「グラジオラス」(華月流 細川康秀)
香合「雪だるま」(ますや)
軸「白鶴舞老松」
花器・サンタクロース「Francfranc」
今日のお茶椀(北山圭一作)
今日のお菓子「三友堂」季節の和菓子
手前から
顔見世(花びら餅)
やぶ甘子(練りきり)
木枯らし(ういろう)
折松葉(蕎麦薯蕷)
雪輪(薯蕷饅頭)
2杯目は、原ヲビヤ園の焙じ茶をいただきながら、東京「minimal」のチョコレート菓子と志満秀えびせん。
お客さま
【茶室る庵を作ったわけ】
私が子どもの頃は、有無をも言わずにお稽古の場に放り込まれた「茶の湯」の世界。
普通のひとだった母も祖母も叔母も、みんなとりあえずお茶はやっていて、長く勤めた法律事務所でも、茶筅でお抹茶を点てるのは日常のことだった。
ところが、ある日、周りを見渡すと「茶の湯」は茶人だけの特別な世界となってしまっており、「お茶会?とんでもない」と言われる方が増えていた。
茶の湯の世界は、ただかしこまってお茶を飲み、お菓子をいただくだけではない、さまざまな楽しみがあるのに残念。おとなだからこそ、広がる世界だ。
子どもの頃は、お茶の先生と反りが合わず、水屋と茶室のおとなの顔があまりに違うことに失望し、実家をでたら茶道なんか止めてやると思っていたが、その不条理は、おとな社会のテキストだったんだなと、いまになればわかる。
あの世界にはもどりたくないが、日常にお茶を楽しむ時間を組み込むきっかけは作りたいと、茶人の中條さんや洋子ちゃん、原ヲビヤ園の原さんの力を借りて、kincoで盆点前講座を始めたのが3年前。
それは、南新町パティスリースミダの住田さんにご協力いただいた、フランス菓子でお抹茶をいただきながら中條さんのお話をきける場「スミダの棲みか」の茶会と盆点前講座に引き継がれ、
スミダの棲みかcloseのあとは藤塚町マルシェさんや、中條さんの残月亭で続けさせていただいていたのだが、常駐ではない場所での継続はなかなか難しく、
せっかく盆点前ガールズ&ボーイズとしてお茶にふれたみなさんが、また始めたいと思ったとき、気軽にお稽古を復活したり茶室談話を楽しめる場を作っておきたく、古いアパートの一室に茶室を作ることにした。
いや、プロデューサーとしてだけでなく、自分自身が釜のお湯が沸く音や杓からトロトロと湯の落ちる音を静かに感じる場を持ちたいと思った。
今年の秋から、盆点前ガールズ奈美ちゃんの力を借りて整備し、子どもの頃、両親に買ってもらった 釜やお道具を置き、茶室る庵と名付けた。
喫茶店でもなく、貸しスペースでもなく、抹茶に限らず、さまざまなお茶を美味しくいただき、茶室談話を楽しみ、茶の湯から広がる文化を知る場になりますように。
お写真は大西ゆかさん。ありがとうございました。
【打ち上げ】
奈美ちゃんはじめてのお茶会「漆茶碗茶会」が無事終了し、奈美ちゃんと #えんぎ家 で打ち上げ。
超初心者だった盆点前ガールズ奈美ちゃんを、ずっとサポートしてくれていた洋子ちゃんにも来てもらい祝杯。
奈美ちゃんの頑張りと、まわりのみなさま、お客さまの愛情に育てられました。ありがとうございました。
真剣に骨付き鶏をばらす るいまま(笑)
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
【髙松まちかど漫遊帖】
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