< 2024年09月 >
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
アクセスカウンタ
Blog
コメントありがとう!

漫遊帖top  2024秋コースリスト  アンケート  ガイド関連web
 

2024年07月29日

茶の湯の茶碗講座 梶山博史さん at 中條文化振興財団



【茶の湯の茶碗】

去年、岡山の古美術 #三沢美術 さんで「#ほんとにいい本ができました!」と見せていただいた

「#茶の湯の茶碗」の和物茶碗Ⅱを担当された #梶山博史 さんが、#中條文化振興財団 の文化講座にこられました。

茶の湯の茶碗講座  梶山博史さん  at  中條文化振興財団

茶の湯の茶碗講座  梶山博史さん  at  中條文化振興財団

織部の時代がおわり、遠州以降の江戸前記から中期の茶の湯の茶碗のお話。

茶室る庵の仁清「鱗写し」や、最近嬉しそうに使っている安南焼写「とんぼ」も、本物はこの時代。

鱗茶碗写をみせては、仁和寺のご近所で御室窯を開く大プロデューサー野々村仁清の…と私は言ってましたが、

梶山さんは仁清を「親方」と表現し、そうだな!織部は開発発注だからプロデューサーだが、仁清自身は作るひとでもあったのだから「親方」だなと納得。

#梶山さんの講座は隅から隅までおもしろく、その模様は書き出すと果てないのだけど、それは財団の #文化通心 にまとめられるとおもうので、私はこの本のこと。

茶の湯の茶碗講座  梶山博史さん  at  中條文化振興財団

#野村美術館 の谷晃さんを中心に、若手の学芸員や博物館職員、美術家のみなさんが結集して取材、編纂された「茶の湯の茶碗」の画期的なところは、

一番美しいと言われる方向からの写真だけでなく、全方向からの写真が収められていること。

秘すれば花を美徳とする世代からは、ここまで晒す必要があるのか?との声もあったようだけど、

三沢美術さんも言われていた「#未来に残すための本」として、一番心身が充実している世代が作ったことに大きな意味がある。

この本の出版を記念して、京阪神の美術館では「茶碗展」が開催され、私も #京都国立博物館 からはじまり、#野村美術館(京都南禅寺)、#滴翠美術館(芦屋)、#逸翁美術館(大阪池田)、#中之島香雪美術館(大阪中之島) と、毎月のように京阪神に通った。

たぶん、そのあたりから、ようやく「#茶の湯おもしろいわ」と、それまでの「私は茶人ちゃいますから!」の頑なさが解けてきたような気がする。

わからん茶碗を「ふむふむなるほど」と解ったような顔して珍重するのは苦手だが、

その茶碗が生まれた時代や背景、ひとやエピソードによって、掌のなかの世界は広がる。知ろうとすることが大事。

有斐斎講道館の 太田さんが話していた、それに触れたひとによって「茶碗に歴史ができる」というお話にも、茶の湯や茶道具というのは、そこに大なる意味があると思えた。

話はもどるが、日本に茶がわたり、足利や珠光や利休によって大成した日本の茶の湯の道具は、

立派な先生が好きなものを作るというよりも、わがままで無理難題いう発注者(大名とか豪商とか)が、いかに満足するかも考えながら、

新しいもの、写したもの、ほかの美術工藝とのつながりのあるもの、日本らしいものを、時代とともに変化させながら作っていた。

発想もさることながら技術がなくてはできないことで、#江戸時代に育まれた日本の芸術 はたくさんあるが、それを支えるひとたちもたくさんいたということだ。

講演のあと、この本の素晴らしさを教えてくれた三沢美術 さんとのお話を梶山さんに伝えると、

「写真がいいんです!。彼は北村美術館の写真も写しています。僕は学生時代に北村美術館にであったからこの世界に入ったのかもしれません。なんといっても展示方法が素晴らしいんです」

と話してくれ、おぉ!今出川あたりまでよくいくのに #北村美術館 は、まだいけておりませんでした、近々に参りますと言うと「#庭も含めてみてくださいね」とのこと。

梶山さんは、私たちが中之島香雪美術館を訪ねた頃、そこにいらした模様。

この春からは、初めて行ったとき時間が足りず、必ずまた行く!と言ってたらまもなくコロナ休館になり、そのまま大改修にはいって、オープンはまだかまだかと待っていた #東洋陶磁美術館 にいらっしゃるそう。

東洋陶磁美術館は、ようやくオープンし、新しく美術館カフェもでき、今は子どもたちも楽しめる展示になっているようなので、夏休みのお出かけに是非。

私は、夏休みがあけたら、待ちに待った恋人に会うような気持ちでまいります(笑)

■北村美術館
https://www.kitamura-museum.com/

■東洋陶磁美術館
https://www.moco.or.jp/

……………

で、ま、これは見せていただくもので私が買うものではないと言っていた 「茶の湯の茶碗 和物茶碗Ⅱ」ポチッとしてしまいましたわ(笑)

https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001751/ct360/page1/order/

……………

12/21 この広間で るいまま組 音楽と言葉「#建礼門院徳子2024」を公演させていただくので、帰りにちょっと採寸など。

30名 ゆっくり座っていただけます。

茶の湯の茶碗講座  梶山博史さん  at  中條文化振興財団

茶の湯の茶碗講座  梶山博史さん  at  中條文化振興財団







【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html

【髙松まちかど漫遊帖】
まちかど漫遊帖オフィシャル  漫遊帖2023春コースリスト

同じカテゴリー(■るいまま)の記事画像
青春18きっぷ  天神山文化プラザ  メルシーライフオーガニックス
青春18きっぷ  uraraで岡山へ
青春18きっぷ  倉敷珈琲館  北田証券旧本店
青春18きっぷ  倉敷国際ホテル ロビー
青春18きっぷ お相伴さんぽ  1
やっぱり素材大事
同じカテゴリー(■るいまま)の記事
 青春18きっぷ 天神山文化プラザ メルシーライフオーガニックス (2024-09-10 13:00)
 青春18きっぷ uraraで岡山へ (2024-09-10 12:00)
 青春18きっぷ 倉敷珈琲館 北田証券旧本店 (2024-09-10 11:00)
 青春18きっぷ 倉敷国際ホテル ロビー (2024-09-10 10:00)
 青春18きっぷ お相伴さんぽ 1 (2024-09-10 09:26)
 やっぱり素材大事 (2024-09-10 09:00)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
茶の湯の茶碗講座 梶山博史さん at 中條文化振興財団
    コメント(0)