2024年06月22日
堅田知里「マンナ ナカイ」意味を置けば意味を失う
【意味を置けば意味を失う】
昨夜は、#堅田知里「マンナ ナカイ」at #燦庫 の1日目。
燦庫の3Fには何度か行ったが、銀行裏のあの通りを見下ろす歪な窓が、こんな風に生かされた風景は初めてみた。
あの通りは、閉ざされた大きなビルに囲まれ、ひとの視線などまるで感じない場所だから、まさか歩く自分が遠いビルの背景になっているとは誰もしらないだろう。
カタタチサトの舞台は、野外でも、人が背を背けたビルの暗闇でも、ホールでも、ロビーでも、暗い古ビルの吹き抜けでもみたが、彼女は、その場とともに変幻する。
変幻と言うならば、もはや人間などという小さなカタチを超え、心の隅にある叫びや呟きまでも彼女になってしまう。
踊り終えたちーちゃんに、先日観た「ハムレット」の中で、劇中劇で踊る「無言の役者」が一番不気味であった話をした。言葉があふれかえるシェークスピア劇の中で、言葉など無用であると思わせるシーンだ。
堅田知里を観るたびに、それと同じ思いになる。
言葉で伝えるしか術を持たないものは、下手な言葉で意味を持たせようねじ伏せようとするが、そんな言葉は瞬時に流れ落ちてしまう。
#意味を置けば意味を失う。
今夜も舞台は続くので、これ以上は書かない。いや、たぶん今夜は、また違う世界が広がるので無意味なことだ。
言葉で何を書くより、#堅田知里は観ないといけない。
この世界に、まだ出会ってないひとは、是非とも足を運んで欲しい。
つまらない小さな世界でもがいているうちに、時は経ってしまうのだよ。
■マンナ カナイ 2日目
2024.6.22(土)18:00
亀井町 燦庫
観覧席 1500 + ドリンク
応援席 10000
音楽は、#岩本象一。たったひとりでその場で作っていく音楽のなかでは、声も楽器だった。
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
【髙松まちかど漫遊帖】
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