2009年10月10日
デザインするということは(増井邸)
本日(10月10日)1:00pmからの 文化財特別公開トークショー「おもろいで 香川の文化遺産」
の顔合わせということで、9日夜
扇町・増井邸でお食事会。
神谷宏治先生(建築家)・市村高男先生(中世日本史)・三矢さん(花樹海)・那須さん(香川県観光振興課)・ご亭主の増井さんなど豪華版の顔ぶれ
豪華な先生達のお話をききながら、香川県庁舎50周年プロジェクトチームのみなさんが作ってくださる、心のこもったお料理を
幕末から高松を見続ける「増井邸」で、重森三玲の庭をみながら頂く
という趣向。
お話は、書ききれないほどございましたが
一番心に残ったのは、政治はデザイン デザインは政治。
「個々のものを細かく見ながら全体を見る。それは、デザインであり、政治だ」
という神谷先生のお話。
江戸時代というのは実にうまくできていた、個々の大名にかけられた規制は宗教と貿易だけ。
あとは全て独立採算であったから、その国ごとの個性があった。
地方分権を唱えるならば、ミニ東京をつくるのではなく、そのくらい地方も責任と知恵をもたなくては。
てなはなしを先生方が始めたときも
「そうですよねっ!」
と、膝をたたく。
それは、たぶん、どんなに小さな規模のことであってもそうです。
まちあるきだってそうです。
細かく規制をかけて、ひとつひとつの個性をつぶす 横並び体質はいかんですよ。
ひとつひとつが、責任と知恵をもつ、まちかど漫遊帖のみなさんは素敵です。
そのうえ、独立採算という漫遊帖精神は間違ってなかったんだ!
なんか、ものすごく、報われたなぁ。
「総合プロデューサーは、ひとつひとつを冷静にみて、全体をデザインするってこと」
次の総合プロデューサーに繋げるのは、それだけだな!
****************
■まずは、夜の増井邸をあれこれ探検
■お茶を一服
増井邸の水屋
増井さんは江戸千家
江戸千家は表千家が江戸で広めたものだそうです
ふくろ屋さんの「銀杏」
高松の個人のお宅にある重森三玲のお庭3つ。増井邸のご近所の木野戸さんのおうちにもありまして、そこは片原町「ふくろ屋」さんのお宅。
波に帆掛け船
ふすまも、ふすまの引き手も重森三玲デザイン (これは昭和30年代当時 4万円だったそうです)
■国の登録有形文化財の母屋から庭を望み、食事会開始
増井邸ご亭主
こうした建物を維持管理していくのは、ほんとに大変なことです。
お料理は50プロのみなさんの手作り+金子知事ゆかりのお料理
お酒も趣向をこらし、川鶴の生詰、小富士、凱陣 (それぞれに50プロのみなさんの説明つき 笑)
今日のお食事会をプロデュースした 50プロのみなさま。ありがとうございました!!
お玄関も素敵です。
昼の増井邸だけを見ていた方達は、みなさん「夜の増井邸」の素晴らしさに感嘆。
増井邸のある扇町は、今も江戸・大正・明治の建物が残る、高松中心部としては貴重なまち
ここには、銭湯がみっつもあり
大衆食堂が残り
人が生き生きと暮らす昭和のにおいが生きています。
増井邸は、10月17日からの文化財特別公開の10番目のコース。
******************
トークショー
「おもろいで~ 香川の文化遺産」
日 時 10月10日(土) 13:00~16:00
会 場 香川県庁ホール(先着300名 当日受付)
出 演 るいまま(まちづくりプロデューサー)
神谷宏治(建築家)
市村高男(歴史家)
増井武彦(増井邸主人)
※ 休日のため県庁地下駐車場は閉鎖とのことです。お近くの駐車場、公共交通機関をご利用くださいまし。
の顔合わせということで、9日夜
扇町・増井邸でお食事会。
神谷宏治先生(建築家)・市村高男先生(中世日本史)・三矢さん(花樹海)・那須さん(香川県観光振興課)・ご亭主の増井さんなど豪華版の顔ぶれ
豪華な先生達のお話をききながら、香川県庁舎50周年プロジェクトチームのみなさんが作ってくださる、心のこもったお料理を
幕末から高松を見続ける「増井邸」で、重森三玲の庭をみながら頂く
という趣向。
お話は、書ききれないほどございましたが
一番心に残ったのは、政治はデザイン デザインは政治。
「個々のものを細かく見ながら全体を見る。それは、デザインであり、政治だ」
という神谷先生のお話。
江戸時代というのは実にうまくできていた、個々の大名にかけられた規制は宗教と貿易だけ。
あとは全て独立採算であったから、その国ごとの個性があった。
地方分権を唱えるならば、ミニ東京をつくるのではなく、そのくらい地方も責任と知恵をもたなくては。
てなはなしを先生方が始めたときも
「そうですよねっ!」
と、膝をたたく。
それは、たぶん、どんなに小さな規模のことであってもそうです。
まちあるきだってそうです。
細かく規制をかけて、ひとつひとつの個性をつぶす 横並び体質はいかんですよ。
ひとつひとつが、責任と知恵をもつ、まちかど漫遊帖のみなさんは素敵です。
そのうえ、独立採算という漫遊帖精神は間違ってなかったんだ!
なんか、ものすごく、報われたなぁ。
「総合プロデューサーは、ひとつひとつを冷静にみて、全体をデザインするってこと」
次の総合プロデューサーに繋げるのは、それだけだな!
****************
■まずは、夜の増井邸をあれこれ探検
■お茶を一服
増井邸の水屋
増井さんは江戸千家
江戸千家は表千家が江戸で広めたものだそうです
ふくろ屋さんの「銀杏」
高松の個人のお宅にある重森三玲のお庭3つ。増井邸のご近所の木野戸さんのおうちにもありまして、そこは片原町「ふくろ屋」さんのお宅。
波に帆掛け船
ふすまも、ふすまの引き手も重森三玲デザイン (これは昭和30年代当時 4万円だったそうです)
■国の登録有形文化財の母屋から庭を望み、食事会開始
増井邸ご亭主
こうした建物を維持管理していくのは、ほんとに大変なことです。
お料理は50プロのみなさんの手作り+金子知事ゆかりのお料理
お酒も趣向をこらし、川鶴の生詰、小富士、凱陣 (それぞれに50プロのみなさんの説明つき 笑)
今日のお食事会をプロデュースした 50プロのみなさま。ありがとうございました!!
お玄関も素敵です。
昼の増井邸だけを見ていた方達は、みなさん「夜の増井邸」の素晴らしさに感嘆。
増井邸のある扇町は、今も江戸・大正・明治の建物が残る、高松中心部としては貴重なまち
ここには、銭湯がみっつもあり
大衆食堂が残り
人が生き生きと暮らす昭和のにおいが生きています。
増井邸は、10月17日からの文化財特別公開の10番目のコース。
******************
トークショー
「おもろいで~ 香川の文化遺産」
日 時 10月10日(土) 13:00~16:00
会 場 香川県庁ホール(先着300名 当日受付)
出 演 るいまま(まちづくりプロデューサー)
神谷宏治(建築家)
市村高男(歴史家)
増井武彦(増井邸主人)
※ 休日のため県庁地下駐車場は閉鎖とのことです。お近くの駐車場、公共交通機関をご利用くださいまし。
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
【髙松まちかど漫遊帖】
まちかど漫遊帖オフィシャル 漫遊帖2023春コースリスト
Posted by るいまま at 08:30│Comments(5)
│香川まちづくり・まちあるき
この記事へのコメント
10/10の案内メールをありがとうございました。あいにく地元の祭りの子供ちょうさでまわっている時間帯で参加できませんでした。残念。メールのお返事もせずすみません。
驚いたのは、増井氏は私の前職場(こかげオープン前)で大変お世話になった人。家が古いんじゃ~~、とよく言ってましたが、国の有形文化財とは!びっくりです。増井氏は「蛾」の研究についても香川では第一人者。仕事だけのつきあいでしたので、色んな顔を持っているの人だと再発見しました。
これも、るいままさんのおかげです!
驚いたのは、増井氏は私の前職場(こかげオープン前)で大変お世話になった人。家が古いんじゃ~~、とよく言ってましたが、国の有形文化財とは!びっくりです。増井氏は「蛾」の研究についても香川では第一人者。仕事だけのつきあいでしたので、色んな顔を持っているの人だと再発見しました。
これも、るいままさんのおかげです!
Posted by まりひん@こかげ at 2009年10月10日 22:37
るいままさま
こんばんは。
「総合プロデューサーは、ひとつひとつを冷静にみて、全体をデザインするってこと」
これは間違いないと思います。
でも、「江戸時代がよく出来てた。」
って話は、なぜ当時それが可能だったかを考えないと意味がないような気がします。
今の世の中は、世界が一体化して金融を頂点とした傾斜のきつい食物連鎖になってて、これが構造化されてるということを考えないと対策は立たないと思います。
こんばんは。
「総合プロデューサーは、ひとつひとつを冷静にみて、全体をデザインするってこと」
これは間違いないと思います。
でも、「江戸時代がよく出来てた。」
って話は、なぜ当時それが可能だったかを考えないと意味がないような気がします。
今の世の中は、世界が一体化して金融を頂点とした傾斜のきつい食物連鎖になってて、これが構造化されてるということを考えないと対策は立たないと思います。
Posted by たみ家 at 2009年10月10日 22:58
■まりひん
そうそう 蛾の研究者でもあるようでした(そこは、みせていただいとらんのですが)
むちゃくちゃ 肩の力のぬけた しかし熱い、ええ感じの方で 今後もいろいろ教えていただくことおおそうです(笑)
そうそう 蛾の研究者でもあるようでした(そこは、みせていただいとらんのですが)
むちゃくちゃ 肩の力のぬけた しかし熱い、ええ感じの方で 今後もいろいろ教えていただくことおおそうです(笑)
Posted by るいまま at 2009年10月10日 23:19
■たみ家
江戸時代のはなしは 携帯から書くにはながすぎるんで また店で。
ここで話していることは 経済の話ではなく ロマンのほうです。
たみ家のいっている部分もふまえてのことであることも伝えておきます。
このお話を語られたのは、日々ビジネスのなかに身を置かれているおじさまです。
けれど、この席でそれをガンガンつっこむ雰囲気ではなかったってことです。
江戸時代のはなしは 携帯から書くにはながすぎるんで また店で。
ここで話していることは 経済の話ではなく ロマンのほうです。
たみ家のいっている部分もふまえてのことであることも伝えておきます。
このお話を語られたのは、日々ビジネスのなかに身を置かれているおじさまです。
けれど、この席でそれをガンガンつっこむ雰囲気ではなかったってことです。
Posted by るいまま at 2009年10月10日 23:27
なるほど~
その場その場の文脈のようなものがありますよねえ。
ロマンといえば、「獅子舞王国さぬき」はたみ家の中ではけっこうロマンです。
その場その場の文脈のようなものがありますよねえ。
ロマンといえば、「獅子舞王国さぬき」はたみ家の中ではけっこうロマンです。
Posted by たみ家 at 2009年10月10日 23:45
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。