2024年05月10日
そこに正義はない
【そこに正義はない】
旅は大好きだ。あと秋田と青森と沖縄と鹿児島さえいけば、踏んでいない日本はない。
でも、メニエルが暴れだしてから飛行機や船はもちろん、山越えする列車もダメになり高知や出雲や北陸さえも遠い街になってしまった。
遠くに行けないぶん旅系の番組は好きで、言葉がわからなくても、どんどん進みゆくジョーブログもよく観る。
ただ、今回のモスクワまち歩き編は胸が苦しい。北極マラソンが中止になり帰国前にモスクワの街をジョーが歩く。
https://youtu.be/AprdMS5p88Q?si=4PpF5HcQOCUN6JLw
隣国との戦時下にあっても、モスクワの人々の暮らしは豊かで明るく穏やかで、まちのひとは優しくフレンドリーだ。
物価もアメリカやヨーロッパに比べるとうんと安い。ウーバーのようなシステムも発達しタクシーはすぐくるし、交通系のトロイカがあればどこにでもいける。
都市機能もしっかりし、歴史と近代化がうまく融合している。
ロシアは素晴らしい国だった。報道の印象操作に惑わされないようにしましょう…と若者はいう。
そうだ。どこの国も個々の人々は優しくいい人だ。ソビエト時代のように冷たい市場で売るものがなく奪いあうような古い印象は捨てなくてはいけない。
でも、こんなに明るく豊かな場所から司令はくだされ、殺戮は繰り返されているのだ。
戦がはじまるきっかけや理由は、ほんとにつまらぬことに違いない。だれが嘘をついている真実をいっているではなく、だれもが自分の正義を主張するから始まると私は思っている。
正義の形は様々であっても、だから他者の命を奪うというのは違う。そこにあった日常を奪うのは間違っている。
モスクワが美しい街であることに文句はないが、問題は、ここから司令された矢が他国に飛んでいるという現実だ。
こうして書いている私だって、悲惨な映像に目をつぶり「どこかの戦」という意識がある。自身のこととして考えることはできていない。
でも、無意味な殺戮は、決して繰り返してはならないという思いは強い。
戦争に正義など見つけてはならない。
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
【髙松まちかど漫遊帖】
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