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2025年05月20日

自由すぎると成長しない(笑)



【自由すぎると成長しない(笑)】
5/20 goodmorning

なんと梅雨入りしたところがあるそうな。そりゃ5月も下旬だしな。

今日は、自由律俳句の提唱者 #荻原井泉水 の亡くなった日。

井泉水と言えば、小豆島で(のたれ)死んだ尾崎放哉の師匠だが、放哉の人生があまりといえばあまりだったので(笑)、

時代柄、右やら左やらに生まれる政治と繋がる文学運動に名は貸したが結局参加せず、創作の道に生きた姿が普通すぎて、名前を知るだけだったが、

この句を見れば、井泉水も自由律俳句という新しい世界を貫くことで、孤独をともに生きて来たんだなと思う。

#空をあゆむ朗々と月ひとり

自由律俳句は、季語をもたない、575の枠にいれなくてよい、自分が感じたままを表現する開放感あふれる俳句で理想とするところだが、

弟子であり、自由律俳句といえば井泉水より先に名が出る #尾崎放哉 や #種田山頭火 が、ふたりとも酒で身を持ち崩し、最終的には井泉水や同人に多大なる迷惑をかけたり、世話にならねばならぬような暮らしになったので、

自由に心のままにってのを徹底すると、いかに人間性を成長させないものかっていうのは実証済み(笑)





…………

放哉は、東京帝大で井泉水のひとつ下。帝大を卒業し保険会社に勤めるが、井泉水の自由律俳句に出会いのめり込んでいく。

放哉といえば、

#咳をしても一人

この荒涼たる孤独感を文学的にもちあげるのをきくたび、自分で選んだんじゃん、甘えんなよ!と思う私は文学者じゃないんだなと、いつも思う。

尾崎放哉を知るエピソードがwikiにまとめてあったので貼っておく。

■放哉の伝記的小説を書いた吉村昭によると、性格に甘えたところがあり、酒がやめられず、勤務態度も気ままなため、会社を退職に追い込まれたという。

妻に「一緒に死んでくれ」と頼んだこともあり、呆れた妻は放哉のもとを去り、保険会社の寮母として生涯を送った。

放哉は寺男などを転々とし、小さな庵と海のある場所に住みたいという理由から、晩年の8か月を小豆島の西光寺奥の院で寺男として暮らしたが、島での評判は極めて悪かった。

吉村が1976年に取材のため島を訪ねたとき、地元の人たちから「なぜあんな人間を小説にするのか」と言われたほどで、「金の無心はする、酒癖は悪い、東大出を鼻にかける、といった迷惑な人物で、もし今彼が生きていたら、自分なら絶対に付き合わない」と、吉村自身が語っている。

それでも、島の素封家で俳人の井上一二(いのうえいちじ)と寺の住職らが支援し、近所の主婦が下の世話までして臨終まで看取った。

吉村の小説『海も暮れきる』は、海が好きだった放哉にちなんで、放哉の句「障子あけて置く海も暮れきる」から取ったもの。




  

2025年05月18日

あいまいなるもの



【あいまいなるもの】

夕べ、#無用的茶会 の片付けを終えたラムセスが、#フクモ陶器 のステッカーをお渡しするのを忘れていたと、#茶室る庵 に寄ってくれた。



このステッカーさえ貼っていれば、初めて会ったひととも「あぁ、あのフクモの」と、すぐに距離を縮めることができる免罪符。女子高生の間で流行っているらしい(笑)

フクモ陶器さんの、陶芸技術と知識は、実はそうそう真似れるものではなく、自らインチキ骨董とよぶ作品にしても、古のことを何も知らなければ作れやしない。

わざわざくり抜いたり、閉じ込めたり、穴をあけたり、何層にもするのも、できる技術があってのことで、

ぶっ飛んでますなの一言ですまそうなんてひとは、浅学甚だしい(笑)

フクモ陶器は、唐物から女子高生の流行りまで、知り尽くしてのインチキの髄をいく。知らない私たちこそが イカサマだ(笑)

ただ、フクモ陶器さんは、素直に騙されるひとこそ歓迎し、そんな話は喜びはしないと思うけどね(笑)

朝、何を飲むかの話になり、最近は小豆茶とか桑茶でコーヒーはのまないんだよと、謎のハーブティーをラムセスに差し出すと、

ラムセスが、コーヒーって抑えなくてはいけない決め所がいくつかあって、実は難しいですものね。結局、僕はフレンチプレスになりますと言った。

その点、抹茶って一番あいまいだとは思いませんか?とラムセス。

そうそう、見せる茶は別として、茶は、湯さえ沸かせば即始まるインスタントみたいなもの。私なんぞ、カフェオレボウルに3服分くらい点てちゃう行儀のわるさだよ(笑)

抹茶を肩苦しいもののイメージに押し上げたのが誰か?の追及はどっちでもいいが、茶の、このあいまいなる部分こそが、実は日本の「懐が深いことを良しとする文化」の真髄かも。

だが、勝敗や白黒や正誤がきっちりじゃないといけないひとには、なかなか馴染めぬ世界かもしれないね(笑)

今朝の茶のお菓子は、晴美さんからいただいた、片原町 冨久ろ屋「知恵ふくろ」。懐紙も使わず、ボロボロの茶筅で点てる、キッチンドランカー(笑)










  

2025年05月18日

横尾忠則 連画の河



【横尾忠則】

5/18 goodmorning

横尾忠則も89歳になるのか。

「絵はほんとうにわかりません。絵のほうが僕をどこかに連れていく。僕は、ただ描かされている。そのうち、こんなんでましたんやけどとなる」

世田谷美術館で開催中の「連画の河」は、1970年、故郷西脇の川辺りで同級生たちと撮った1枚の写真が起点となる。

連画は、和歌を繋ぐ連歌からくる。

他者の描く世界をひきうけ自分の世界をつくり、また他者に渡し、ひとつの世界を作る連歌を、

横尾忠則は、自分の過去と現在でやっているのだ。

現在の横尾忠則が55年前の自分からイメージを膨らましながら、過去と現在を繋ぐ。

150号と言えば2メートルを優に超える。いまだに完全なる解放は見えぬと制作をつづける89歳。いやはや、なんとも素晴らしい。

高校生の頃から横尾忠則を崇拝していた74歳の我が家の狂人の頭には、もはや、こんな柔軟な脳も150号を描き続ける体力もない。

■横尾忠則 連画の河



4月26日(土)〜6月22日(日)
午前10時から午後6時

世田谷美術館 1階展示室

さて、朝ごはん。




  

2025年05月18日

無用的茶会 at エヌズカフェ



【無用的茶会】




これが有用であるか無用であるかと問うならば、これほどまでに無用のものはなかろうが、

ならば有用とはなんだ?の問いに明らかなる答えを出せるひとが何人いるだろう(笑)

もはやそんなことで議論し、喧喧囂囂やったところで、やればやるほど #フクモ陶器 の思う壺(笑)

そして、こんなものは使えやしないじゃないか!と癇癪持ちが投げ捨てそうな、ひとをくったような道具を飄々と使いこなし、いや新しい命を吹き込むのが、茶人 #中山福太朗。

#無用的茶会 は、令和7年5月17日 茶室 驟雨にて催された。

一服目は、五臓(心・肺・脾・肝・腎)の茶を分かち合う。たまたま正客席に座ってしまった私は、心を司り、肺・脾・肝・腎とは繋がり合えない哀しみにくれる(笑)

2服目の前に、これほどまでに捻れた関係はなかろうという菓子をいただく。その頃には、この茶碗はどこからどういただくのでしょう?などと頭を悩ます自分を恥じるようになっている(笑)

#有用である理由など元より無い。

そんなことに思い煩うから、人生に迷うのだ(笑)

時空をこえ、次元を破壊し、ただだだ無用なるものを、もっといらないものにしようとすることこそが、真の芸術(笑)

それはワンコインで買える機能性をもひれ伏す力を持つ(笑)

あぁ、またこのインチキたちを持ち上げてしまった。またも、フクモ陶器の罠に落ちた(笑)

………

■フクモ陶器 刊行記念展「無用的芸術」

5月16日(金)〜5月25日(日)

「無用の美」の真実が圧倒的質量をもって貴方に語りかける。

会場
Nscollection(エヌズコレクション)
国分寺町新名72-6

福本歩著「#無用的芸術フクモ陶器」には、前回のフクモ陶器×中山福太朗のインチキ茶会の様子も掲載。うちの茶人もちゃっかり写ってます(笑)





建仁寺塔頭両足院茶頭という顔ももつ、インチキ流家元 茶人 中山福太朗氏(笑)


茶会なのに、誰も茶のことをきかない(笑)














前回のインチキ茶会の様子


この茶会を開催してくださった、エヌズコレクションのなおみさん。


ウェルカムドリンクのテイスティングをする ラムセス


従業員を装うフクモ陶器さん




















  

2025年05月18日

土曜日の茶室る庵 5/17記録


【土曜日の茶室る庵 5/17】

今週は、自分の茶の稽古しなくちゃなと思ってるところに、

三都の国宝展をまわってきた晴美さんから、旅の疲れを癒すお茶が飲みたいですと連絡があったので、私の茶をどうぞとお返事。

少女時代、上野で育った晴美さんは東京国立博物館に当たり前のように通い、そのころ観た書や画が今の好きなものの基になっているという話に、なるほどと思う。

何もわからなくても、まずはみる、まずは触れる。それが、やがて血肉になる。

奈良国立博物館「超国宝展」は6月6日に行くことにしたが、大阪市立美術館「日本国宝展」もすごく良かったらしい。市立美術館の音声ガイドは津田健次郎。

ちなみに、京都国立博物館は冨永愛。奈良国立博物館は岡田准一。














  

2025年05月18日

おしまいのときって難しいね



5/17 goodmorning

#渡辺篤史の建もの探訪 をみながら朝ごはん。

渡辺篤史さんも、孫ほどのひとたちのお家では座ったり立ったりがしんどそうだな。77歳になられるのか。

でも、長年番組で培ったおはなしぶりはさすがのもの。

現場は若い人かカメラだけが行ってナレーションをされたらいいのにと思わないでもないが、タモリさんと同じで、やっぱり、現場には渡辺篤史がいかないとダメなんだろな。

あなたじゃなきゃダメっていうものを持つのは誇らしいことでもあるが、おしまいのときが見えなくなるってこともある。

難しいね。







  

2025年05月17日

カレーが食べたいの!


【カレーが食べたいの】

金曜日はカレーが食べたいの!と思ったけど、マルもキューもお休み。

そんなときは、寿町 #spiceUup があるじゃないか!

カレーはもちろんだけど、どのお料理もスパイスの使い方が絶妙で、煮るか炒めるかしか知らないマンバも苦味が旨味に変わるスパイス料理に。

最近、私たちは、ようやく「腹ペコに任せて過剰注文をしない」という技を覚えました(笑)












【#珈琲白川】

かまどホールで、仕事あがりの女将と合流。私を送りがてら高松まで来てくれて「まずは珈琲飲みたーい」という女将を 大工町 #珈琲白川 にご案内。

やっぱりここに来たら #ラムレーズン羊羹 もいただいておかねばならんでしょ?(笑)







  

2025年05月17日

東條裕志彫刻ガラス展 at かまどホール



【東條裕志彫刻ガラス展】

サヌカイトコンサートのあと高松に帰るつもりで坂出駅へいくと、駅前の #かまどホール に #東條裕志彫刻ガラス展 の懸垂幕。これは見ておかねば。

ガラス工芸もさまざま。先日求めた江波冨士子さんの硝子は、小さなガラスパーツを組み、それを板状にして吹きガラスで形作る。

東條さんのガラスは、一部自分で吹いたガラスもあるが、吹きガラスがメインではなく、サンドブラスト技法を使いガラス器に彫刻をほどこすガラス工芸。

子どもの頃、自然の中で育ったという東條さんの作品は、リアルな昆虫や小さな動物、魚。そして、繊細な植物たちのモチーフが多い。

ひまわりの花びら(舌状花)の1枚1枚、中心部の管状花のひと粒ひと粒まで細かく、かつ立体的に表現され、光のあたり方によると彫刻部分だけが浮かんでいるようだ。

そうした作品は、基となるガラスの器もどっしりとしていて、複雑な彫刻はヨーロッパでも認められ多くの入選を重ねている。

コロナ以降、東條さんの作品に新しい形が加わった。コロナ禍で沈んだ社会を明るくしたいと絵を描きはじめ、それをきっかけに線だけで表現する軽やかな作品も手がけるようになった。

重厚な彫刻作品と軽やかな線描きの作品。何も知らなければ同一作家のものとは思えないほどの個性の違いがある。

でも、どちらも東條裕志の作品、東條裕志から生みだされたもの。

あれこれ悩んだけれど、日常的に使いやすく、かつ東條さんらしいものをと思い、ひまわりが彫られたプレートを連れ帰ることに。

■「東條裕志 彫刻ガラス展 ガラスに刻む生命」

5月3日(土)~ 5月25日(日)

坂出 かまどホール
(坂出駅南口正面「かまど」2階)

■東條裕志web
https://glassarttojo.wixsite.com/hiroshi

………

坂出でラムセスと別れ、鹿野で昼ごはんを食べていたとき、どうやら東條さんとすれ違っていたらしい(笑)

そのときから、ひまわりのプレートとの出会いは始まっていたのかも(笑)

坂出さんぽの出会いなので、増田ニコニコ堂のお菓子(鞄にいれてるうちに、ちょっと潰れたけど)を盛って記念撮影。













  

2025年05月17日

船迫優子サヌカイトコンサート

【船迫優子サヌカイトコンサート】

瀬居島にきただけのはずが、迷子になったおかげで、思いがけず素敵な演奏を聴くことができた午後(笑)

#東京フィルハーモニーオーケストラ のパーカッションニスト #船迫優子 さんのサロンコンサート 。船迫さんは、今日から3日間7公演、坂出市内のカフェを巡るそう。

バンドではなく、愛媛在住のお弟子さんの演奏するピアノ伴奏データを操りながら、おひとりで演奏するスタイルで、船迫さんも楽しそう。

船迫さんのお話はわかりやすくおもしろく、坂出に来る前は、必ず東京の #三八食堂 でやってみて万全の体制でまいります(笑)と会場をあたため、

サロン用に小さく編曲した曲を次々演奏してくださったので、日本歌曲から、パッヘルベルのカノン、エリーゼのためにjazzバージョン、映画音楽(ララランド)などなど曲数は多くとも肩肘はらないメニュー。

東京フィルハーモニーのドバイ公演は2週間で6公演でしたが、船迫さんは3日で残り6公演のハードスケジュール(笑)。

お近くのみなさまは是非この機会に。

■船迫優子web
https://vir.jp/yukofunasako-perc

※サザンクロス会場は、最終日にもう一度公演します。
………

■#船迫優子サヌカイトまちなかコンサート in 坂出

東京フィルハーモニー交響楽団打楽器奏者・船迫優子さんによる、
音の宝石「サヌカイト」を用いた特別コンサート。

■日程・会場

・5月16日(金)
14:30 @サザンクロス
17:30 @珈琲工房セピア

・5月17日(土)
10:00 @クマカフェ        15:00 @BAYMARINA
19:00 @サンシャインピクニックデイズ

・5月18日(日)
10:00 @クマカフェ
14:30 @サザンクロス

◼️参加費:2,000円(税込・ワンドリンク付き)













  

2025年05月17日

坂出で黒い女 セピア/増田ニコニコ堂/鹿野


【黒い女(笑)】

坂出 #鹿野 で昼ごはんを食べて、コーヒー飲もうと #セピア に向かっている途中で黒い女に会う。

黒い女は、このあと #サヌカイトのコンサート が #サザンクロス であるのでお手伝いにいっておりますと言い、「るいままもいかがですか?」と誘われ、サザンクロスへ。

そして、「るいまま、あの道で会いましたが、実はセピアは反対側の道でした」と黒い女。あぁ、私はまた迷子になって黒い女に捕まったのか!(笑)

バンドのリハが始まるというので、再びセピアを目指して、コーヒーを一杯。






で、ここで知ったんだが、今日から3日間、坂出のカフェを巡るサヌカイトコンサートがはじまり、今日はサザンクロスのあとはセピアでコンサートらしい(笑)

■#サヌカイトまちなかコンサート in 坂出

東京フィルハーモニー交響楽団打楽器奏者・船迫優子さんによる、
音の宝石「サヌカイト」を用いた特別コンサート。

透明感のある美しい音色を、坂出市内のカフェで、お飲み物とともにゆったりとお楽しみください。

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■日程・会場

・5月16日(金)
14:30 @サザンクロス
17:30 @珈琲工房セピア

・5月17日(土)
10:00 @クマカフェ        15:00 @BAYMARINA
19:00 @サンシャインピクニックデイズ

・5月18日(日)
10:00 @クマカフェ
14:30 @サザンクロス

◼️参加費:2,000円(税込・ワンドリンク付き)




【#増田ニコニコ堂】

坂出の商店街は惨憺たるものなんだが、増田ニコニコ堂さんだけは、いつもちゃんと開いてくれていて嬉しい。

瀬戸芸 瀬居島会場の坂出名産店にも、かまどや鎌田醤油、八十八ところてんとともに、増田ニコニコ堂も選ばれておりました。

季節ごとに、ちゃんと生菓子を置いてくれてます。今日は、菖蒲と若豆をチュイス。帰ったらいただきましょ。







5/16 腹ペコ昼ごはん

坂出で降ろしてもらって、鹿野で日替わりランチ880円。満腹、満足。