2023年06月15日
自立できない男のTOP of TOPだな(笑)
【母親と息子】
6/15 goodmorning
なんだかんだとやってると、すぐ昼になってしまうから、朝だか昼だかわからんごはんを食べつつ、休憩。

昨日、母と兄の話をした。
73歳の男子が生きた時代だと当たり前だったのかもしれないが、
料理も洗濯も掃除も完全に母親まかせで何もせず、そのまま大学生になって下宿を探すときも朝晩ご飯付きのところ。
骨のある魚が食べられないから、特別に切り身の魚料理を作ってもらう、めんどくさい男は、
味付け海苔を瓶から出す、お茶を自分で湯呑に注ぐまで、誰かがやってくれるまで待っていたそうで、なんとも不自由なことよ。
悪いこともせず、騒ぎもせず、無理を言わず、お部屋で絵を描いたり、小さい造形物を作ったりのおとなしい子は19歳で発病し、実家に舞い戻り、66歳まで、またお母さんにすべてのことをしてもらう人生を送る。
いま、病院で、規則正しく管理された生活をしている兄は、正しく薬を飲めているので身体はどこも悪くない。だから、ずっと退院して家に帰ると言い続けている。
お母さんは高齢になり、身体を壊し入院していると話すと、だったら、なおさら自分が帰らなければならないという。
ドクターが、食事はどうするんだい?ときくと、僕はコンビニのものでもいいから大丈夫と答える。
お母さんのご飯はどうするのかな? きみが作ったりお世話してあげれるの?と聞かれると、するりと話題をかえるので、ドクターも私も笑うしかない。
「自立できない男のTOP of TOPによく66年も付き合いました。褒めてあげます(笑)」と言うと、母も笑い、
「私も歳をとったのに、もうあんな子のめんどうはみられんで!」と言うが、心配な思いがなくなったわけではない。
離れたばかりの頃は、母が自身にかけた「自分以外、息子をみてやれない」というマインドコントロールがなかなかとけず、大変だった時期もある。
超高齢の親を、働かない子が自宅介護しているという体で監禁して放置し、実は親は亡くなっているのに親の年金を不正受給していたというニュースを見るたび、
あのとき、引き離していなければ、母だってどうなっていたかわからないなと思うばかりだ。
兄の母でもあるが、私の母でもあるのだ。
そんなことは許さないよ。
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