2021年01月20日
月に一度の喫茶室 1月@中條文化振興財団
【月に一度の喫茶室】
昨日は、中條文化振興財団の月に一度の喫茶室。
裏千家の1月席らしく濃茶席のお菓子は「花びら餅」。
薄茶席は、金沢 森八の「舞鶴」。
舞鶴は、加賀藩の頃より伝わる干菓子。紅白のもなか種の中に生姜砂糖の入ったお干菓子。
普段は、お茶人の中に、不調法ものがひとり潜り込んでる感じですが、この日は、かんちゃん、ひとみちゃん、泰子ちゃん、桃ちゃん、りえちゃんと友だちも多く嬉しい限り。
小間の濃茶席では、お正客がおらずというか、先生たちが末席にお座りになったので、私が座るしかなく、
不調法ものですので先生の方からお道具のご説明をという作戦にでる。
まだまだ寒いけれど暦の上では春。掛け物には、雪がとけ四方から清水がながれ込む様子が。
「春水満四澤」
詩人・陶淵明が詠んだ『四時』の第一句(起句)。
春水満四澤 しゅんすいしたくにみつ
夏雲多奇峰 かうんきほうにおおし
秋月揚明輝 しゅうげつめいきをあげ
冬嶺秀孤松 とうれいこしょうにひいず
春水とは春の雪解け水のこと。春になり雪解け水が四方の沢を満たし、川に水が流れこむ情景。
花入れは、人間国宝 備前焼 藤原雄。
蝋梅の根元にある小さな赤い蕾は 乙女椿。可憐な蕾なれど花はガバっと大きく開くそうで、
「まさに、ひとの女と同じですね」といってしまう(笑)
香合は鶴。
私たちが想像する白鶴ではなき、青く嘴の黒い鶴。薄茶席のお茶碗もこの鶴だったので、昔はこれがポピュラーだったのかもしれないね。
高松焼とご説明がありましたが、高松藩のお庭焼き紀平焼の古いもののよう。
水指のふたに、小さな獅子。可愛らしい。
お釜は、高橋敬典 「姥口」
高橋敬典は山形市銅町出身。茶の湯釜で重要無形文化財保持者(人間国宝)
炉縁がなかなかすてきで、今日庵のお庭にあった栗の枯木でできています。
薄茶席は、華やかなるお道具。
水指も、平なつめも、梅ののお茶碗も、先生はたいしたものではないのよと謙遜されたが、たいしたもの。
平なつめは亀の模様。蓋を開けると銀色に輝き、おめでたい1月席にぴったり。
先生が、民芸品だからといわれた、香合は伏見人形「俵牛」。牛が米俵を担いでいます。
広間に飾られたヒカゲノカズラ
古来より日本では神聖なものとされてきた植物で、シダの仲間。緑が少なくなってきた雪の中で青々としているヒカゲノカズラは、お正月の飾りとしても使われている植物。
昨日は、中條文化振興財団の月に一度の喫茶室。
裏千家の1月席らしく濃茶席のお菓子は「花びら餅」。
薄茶席は、金沢 森八の「舞鶴」。
舞鶴は、加賀藩の頃より伝わる干菓子。紅白のもなか種の中に生姜砂糖の入ったお干菓子。
普段は、お茶人の中に、不調法ものがひとり潜り込んでる感じですが、この日は、かんちゃん、ひとみちゃん、泰子ちゃん、桃ちゃん、りえちゃんと友だちも多く嬉しい限り。
小間の濃茶席では、お正客がおらずというか、先生たちが末席にお座りになったので、私が座るしかなく、
不調法ものですので先生の方からお道具のご説明をという作戦にでる。
まだまだ寒いけれど暦の上では春。掛け物には、雪がとけ四方から清水がながれ込む様子が。
「春水満四澤」
詩人・陶淵明が詠んだ『四時』の第一句(起句)。
春水満四澤 しゅんすいしたくにみつ
夏雲多奇峰 かうんきほうにおおし
秋月揚明輝 しゅうげつめいきをあげ
冬嶺秀孤松 とうれいこしょうにひいず
春水とは春の雪解け水のこと。春になり雪解け水が四方の沢を満たし、川に水が流れこむ情景。
花入れは、人間国宝 備前焼 藤原雄。
蝋梅の根元にある小さな赤い蕾は 乙女椿。可憐な蕾なれど花はガバっと大きく開くそうで、
「まさに、ひとの女と同じですね」といってしまう(笑)
香合は鶴。
私たちが想像する白鶴ではなき、青く嘴の黒い鶴。薄茶席のお茶碗もこの鶴だったので、昔はこれがポピュラーだったのかもしれないね。
高松焼とご説明がありましたが、高松藩のお庭焼き紀平焼の古いもののよう。
水指のふたに、小さな獅子。可愛らしい。
お釜は、高橋敬典 「姥口」
高橋敬典は山形市銅町出身。茶の湯釜で重要無形文化財保持者(人間国宝)
炉縁がなかなかすてきで、今日庵のお庭にあった栗の枯木でできています。
薄茶席は、華やかなるお道具。
水指も、平なつめも、梅ののお茶碗も、先生はたいしたものではないのよと謙遜されたが、たいしたもの。
平なつめは亀の模様。蓋を開けると銀色に輝き、おめでたい1月席にぴったり。
先生が、民芸品だからといわれた、香合は伏見人形「俵牛」。牛が米俵を担いでいます。
広間に飾られたヒカゲノカズラ
古来より日本では神聖なものとされてきた植物で、シダの仲間。緑が少なくなってきた雪の中で青々としているヒカゲノカズラは、お正月の飾りとしても使われている植物。
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
【髙松まちかど漫遊帖】
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