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2010年08月23日

松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)

松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)


松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)
松井久子監督とるいままの映画「レオニー」トークショーこちらで



一夜あけ、試写会。

いつものごとく時間ぎりぎりに会場にはいって驚いたのは、アルファあなぶき「大」ホールに

人があふれていたことだ。



映画ということで、前すぎると字幕スーパーがみにくいので、ごく前のほうはすいてはいたが、

「レオニー」に関わった方が香川県だけでこんなにいたんだと、あつい思いになった

そんなこんなで、舞台からでも顔がわかるほど前のほうの席にすわり、スクリーンをみた。

私のまえには誰もいないのだから、とても気持ちが楽になった。



気持ちが軽くなったからか

大西市長の原稿をみない生の祝辞のあと、

マイレオニーの藤田さんの感極まる「ありがとう」のご挨拶で、私の涙腺はすでに決壊。

どれほどの思いで、この映画完成まで支えてきたか,十分に伝わるご挨拶だった。






松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)山内さんと監督が着ているニットも山内さんの作

さぬきの書家、山内さんの題字「Leonie」がうかび

美しい風景がつづく

その間にインサートされる、イサムノグチが石をはつる姿。

彼を演じる勅使河原三郎さんは、写真でみるイサムノグチが乗り移ったかのようだった。







松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)

実際のレオニーギルモアは、丸めがねをかけた、眉毛の濃い、いかにもガリ勉の女の子で

正直、映画「レオニー」のちらしに写るレオニーは美しすぎるとおもってた

男も、こんな美しい人を置いて日本にかえらんだろう。

けれど、場が移るごとに、時を追うごとに、見事に姿をかえるエミリー・モーティマー

手の動かし方、歩き方、肩の揺らしかた、目の色や輝きまで

2時間10分の間に、彼女は、見事に変貌した。







この映画には、無駄な人は一人もでてこない。

そして、どの人も、とりあえずではすまない、この人でなくてはならないという配役だ。


11月20日の全国ロードショーで、これから映画を見られるかたは

その「どんぴしゃ!」ぶりの配役にうなるはずだ。





映画「レオニー」を見て、もう松井久子を「福祉映画」の監督とは誰も呼ばないだろう。

福祉映画がわるいのではなく、彼女は、その箱の中にはいるつもりはないのに

なにかに帰属させないと落ち着かないまわりが、彼女をその箱にはめていたのだ。





細かな感想を述べると、果てしないけれど、あえて言うならば


イサムノグチという芸術家を生み出したのは、アメリカ女性だからできたことではなく

これは、レオニーギルモアだからできたことだ・・・・





そして、構想から完成まで7年という歳月、もしかしたら資金が集まらず

映画撮影継続も難しいかもしれないというときでも、

とにかく前をむき、千鳥が淵の満開の桜を撮影した松井久子。

彼女でなければ、映画「レオニー」は撮れなかった。





松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)

さて、松井久子が描くヨネ・ノグチ。

どうだった?るいまま

その視線は大きく、そして優しい。それに心打たれたとはなすと



人間は、否定するところからはじまってはいけないと思うの



これが、松井久子の映画が見たい!

松井久子でなきゃだめなんだ!

と、何千人もの人たちが動く理由なのかもしれない。





松井久子でなくてはならなかったのだ(映画「レオニー」)

映画「Leonie (レオニー)」は、11月20日から全国ロードショー

香川県では、ワーナーマイカル高松  ワーナーマイカル綾川で上映

通常の劇場前売り券(1300円)以外に

レオニー鑑賞特別鑑賞券 1000円がございます。



お問い合わせは、マイレオニー事務局 詳細はこちら 






*****************



【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html

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この記事へのコメント
昨日はお疲れ様でした!
映画素晴らしかったですね!

事後報告になりますがこちらの記事に
リンクさせていただきました。

差支えありましたらご連絡くださいね。
Posted by kimono gallery晏kimono gallery晏 at 2010年08月23日 18:32
レオニーの記事読ませていただきました。
いつも自由席さんのblogでお名前を
拝見していましたが、今回はじめて
ホンモノのるいままさんにお会いすることが
できました!
月あかりの下でのトークライブ、
とても楽しかったですね!
「松井監督が映画『レオニー』の父で、
湯浅さんは母」というひとことがとても
印象に残りましたー。
そして試写会もパーティーも大盛況
でしたね!高松パワーをいっぱい浴びて
帰ってきました。
高松大好きになってしまいました。
またぜひ行きたいです。どうぞこれからも
よろしくお願いします!
Posted by マイレオニー事務局wakki at 2010年08月23日 20:16
■晏

はーい ありがとうございます。いくらでもリンクはってください。

ほんとに、いい映画でしたね。

いろんなところに発信しないとね!


■waki

みなさま、遠いところから、ご苦労様でした。
石あかり月あかりライブにもお運びいただき、ありがとうございました!!

また、是非 おいでくださいね。
Posted by るいままるいまま at 2010年08月24日 17:43
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